鉄路を駆ける日々

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【乗車記】引退迫る700系新幹線のぞみ<品川→名古屋>【バースデイ四国豪遊(2)】

夕暮れの品川駅にやってまいりました。

ここから乗車するのは日本の大動脈・東海道新幹線です。まあ列車で四国に行くのですから当たり前ですが…

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【手書きのきっぷ】分倍河原駅で補充券を買ってみた【バースデイ四国豪遊(1)】

 

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<画像>のぞみが頻発する品川駅

先発の「のぞみ187号」で直行すれば3時間余りで岡山に着けますが、折角の新幹線、普通に向かうのでは面白くありません。今回は3つの列車を乗り継ぎながらゆっくりと向かおうと思います。

最初の乗車列車は「のぞみ383号」、車両更新の波により早くも風前の灯となってしまった”700系のぞみ”です。

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品川15:54→名古屋17:28

東海道新幹線[のぞみ383号] 新大阪行き 

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先日分倍河原で購入しておいた補充券ですが、早速(海)品川の駅員さんに間違って「かえり」の入鋏印を押されてしまいました…今となっては滅多に見かけない代物ですしまあ仕方がないでしょう。

さて、700系にはJR東海生え抜きのC編成、西日本に転属したC編成*1、JR西日本生え抜きのB編成とレールスター仕様のE編成の4種類*2の車両がありますが、今回はJR東海仕様C編成に当たりました。これまでの新幹線とは一線を画したあっさりとした内装には賛否両論ありますが、私は普通車に関しては悪くないと思います。事実次世代のN700系の普通車にもこれに近いデザインが受け継がれているので、それだけ新幹線の敷居が下がり大衆化したことの表れではないでしょうか。ただ、グリーン車についてはもっと落ち着きと風格のあった方が良いと思います。その点で西日本のB編成の方が一枚上手に思えます。

閑話休題。列車は品川を後にして横須賀線と並走しながら西を目指します。最新のN700系に比べれば「頑張って走ってる」感じがしますが、それでも横須賀線とは明らかに違う軽やかな走りで優越感に浸れます。

金曜の夕方とはいえ、臨時、新大阪止まり、ほぼコンセント無し*3の3拍子揃った列車なのでそれ程混まないかと思っていましたが、予想は外れ新横浜でほぼ満席の盛況となりました。東海道新幹線の需要の高さを見せつけられます。しかし幸いにも一つ前の席には誰も座らず、リクライニングし放題の一番後ろの席だったのも相まって広々とした空間を確保できました。

列車は神奈川県を僅か30分弱で後にし、静岡県へと突き進んで行きます。在来線だと10分近く延々と暗闇を走ることになる丹那トンネル*4も、”18きっぷ”の長旅が虚しくなるほどの速さで一瞬のうちに通過してしまいました。

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残念ながら富士山は雲に隠れて見えずじまいでしたが、ちょうど周ってきた車内販売で恒例のシンカンセンスゴクカタイアイスを購入しました。詳細は別記事を参照下さい。

固いアイスに苦戦しているうちに長い静岡県もあっという間に過ぎ去ってしまい、列車が愛知県に入った頃、紀伊水道を震源とする地震が起きたとの一報が入ってきました。一時は送電が止まったものの、この列車の車内には特段の変化のないまま名古屋に到着しました。名古屋での下車は2割にも満たない程で、多くの乗客は関西圏まで乗り通すようでした。

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このとき上り列車には少し遅れが出ていたようで、自由席の混雑には更に拍車がかかっていました。

名古屋ではきしめんを食べてからこだま号に乗り継ぎ、さらに西を目指しました。

<次の記事>

【シンカンセンスゴクカタイアイス】新幹線車内販売のアイスを食べる【バースデイ四国豪遊(3)】

*1:現存しないようです

*2:つまり今の東海道区間では実質2択です

*3:一部の座席には付いています

*4:新幹線は”新”丹那トンネルです