鉄路を駆ける日々

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全国「遅い終電」ランキング2020。1位は西明石行1時38分着!

※2020年春改正版。平日ダイヤ基準。毎日運行している列車のみ対象。

※同じ路線・運行系統は最も遅い列車1便のみ掲載しているものもあります。

※情報に誤りがあった際は問い合わせフォームで指摘してくださると助かります。

※(2020/3/16更新)有料列車の誤りを訂正(きらめき20号)。

※(2020/6/7更新)総合ランキングの誤りを訂正(マリンライナー77号)。JAY様ご指摘くださりありがとうございました。

※(2021/1/23更新)知事からの要請や需要減少を受け一部の終電に運休しています。正式な改正まではランキングは更新せず、注記で対応します。2021年3月13日のダイヤ改正で大幅に順位が変動することが予想されますので、時刻が揃い次第更新する予定です。

 

総合ランキングTOP10

1位:【1時38分】JR神戸線下り 西明石行

堂々の1位はアーバンネットワークの要・JR神戸線でした!尼崎で宝塚線と接続を取ってから1時間以上独りで走り続けます。JR神戸線ではこの他にも姫路1時24分着や大阪1時11分着などかなり遅くまで走りまくっていて、並行する私鉄に対する大きなアドバンテージとなっています。

 

2位:【1時37分】JR高崎線下り 高崎行

"東の王者"は遠距離通勤を支える高崎線でした。こんな時間でも湘南新宿ラインの終電がすぐ前を走っていて(しかも両方15両)需要の高さが伺えます。

 

3位:【1時28分】西武新宿線下り 準急新所沢行

3位はまさかの西武新宿線でした!マイナー路線でも使ってみると便利が良いのかも?

※2021年1月20日から運休中で、終電は新所沢1時12分着に変更となっています。

 

4位:【1時25分】JR宇都宮線下り 宇都宮行

高崎線と同じ感じですが、途中での切り離しは無く酔った頭でも乗り間違えずに済みます。

 

5位タイ:【1時23分】JR京葉線下り 蘇我行

同じくらいの時間帯に総武緩行線の千葉行きも走っています。蘇我から先の内房線・外房線より1時間も遅くまで走っているのでここからタクシーで帰る需要が旺盛らしいです。

※2021年1月20日から運休中で、終電は蘇我1時11分着に変更となっています。

 

5位タイ:【1時23分】東武東上線下り 準急川越市行

池袋を占領する埼玉県民の帰宅の足。「最終準急0時44分→最終各停0時45分発」の流れを西武と揃えていて、地下鉄3線の終電ともばっちり接続が取られています。素晴らしいダイヤ設定です。

※2021年1月20日から運休となっていて、終電は川越市1時9分着に変更となっています。

 

7位タイ:【1時22分】JR中央線下り 快速高尾行

深夜帯の全面快速化の煽りを受けて2位タイから大きく後退しました。スピードアップしたのは良いものの新宿出発が11分も早くなってしまいました。まあ今までが遅すぎたと言えばそれまでですが。

※2021年1月20日から運休となっていて、終電は高尾1時13分着に変更となっています。

 

7位タイ:【1時22分】JR中央総武線西行 三鷹行

またしても中央線です。こちらは2020年も今まで通り、山手線の終電との接続も維持されます。

※2021年1月20日から運休中で、終電は三鷹1時2分着に変更となっています。

 

9位タイ:【1時21分】JR東海道線下り 小田原行

これも高崎線と同じで、遠距離を走った結果遅くなりました。車庫は国府津にあるのに利便性を考えてわざわざ小田原まで走らせて夜間滞泊させてるのは素晴らしい配慮です。

※2021年1月20日から運休中で、終電は小田原1時2分着に変更となっています。

 

9位タイ:【1時21分】JR瀬戸大橋線下り/予讃線上り 快速マリンライナー77号

こちらも東京20時30分発の最終のぞみから接続を受けて出発する最終列車です。新幹線がスピードアップして早く着くようになっても同じ時間に走っているのですが、そろそろ繰り上げても良いのでは…?1時を回ってからも端岡、国分…と丹念に止まって行くのが四国らしいです。

 

地域別ランキングTOP1

北海道1位:【0時43分】JR函館本線下り 岩見沢行

あれほど夜行列車が走り回っていた北海道もここまで落ちぶれてしまいました。札幌から手稲・千歳・岩見沢への終電は23時59分発に揃えられています。

 

東北1位:【0時51分】JR東北本線上り 白石行

やはり仙台は東北最大の都市だけあって終電も一番遅いです。こちらも札幌と同様に各線とも仙台発0時2分に揃えられています。

 

甲信越1位:【1時10分】JR中央本線下り 中央特快大月行

これはほぼ首都圏の終電ですが…長野県民の方々は夜中まで飲まない健全な生活を送ってらっしゃるということでよろしいでしょうか?

 

東海1位:【1時3分】JR関西本線下り 亀山行

名古屋を同時に出発する豊橋行も1時1分着でほぼ同時着です。

 

北陸1位:【0時39分】JR北陸本線下り 特急しらさぎ65号金沢行

ここに来て特急列車がランクイン。東京・名古屋から福井への利用がメインでしょうが、実は大阪から金沢への終電も兼ねていますよ。

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中国1位:【1時0分】JR呉線上り 広行

広島シティネットワークの中でも一番遅くまで走っているのが呉線です。東京19時51分発の最終のぞみから接続を受け、広島〜呉間で競合する高速バスに1時間近くの大差を付けています。

 

四国1位:【1時21分】JR瀬戸大橋線下り/予讃線上り  快速マリンライナー77号高松行

 

九州1位:【1時9分】JR鹿児島本線上り 門司港行

福岡市からの帰宅列車を留置するために門司港まで持って行った結果がこれです。九州には最近までは柳ヶ浦1時22分着とか大分1時21分着*1とか凄まじい列車がたくさんありましたが、今でも久留米1時5分着とか八代0時50分着など地方の割には異常に遅くまで走っています。

 

私鉄ランキングTOP5

1位:【1時28分】西武新宿線下り 準急新所沢行

※2021年1月20日から運休中で、終電は新所沢1時12分着に変更となっています。

 

2位:【1時23分】東武東上線下り 準急川越市行

※2021年1月20日から運休中で、終電は川越市1時9分着に変更となっています。

 

3位タイ:【1時20分】小田急多摩線下り 唐木田行

新宿0時38分発の急行から接続を受け、一応競合する京王よりも遅く出られるようになってますが、向こうには0時20分発のライナーという恐ろしい列車があります。

 

3位タイ:【1時20分】西武池袋線下り 準急小手指行

※2021年1月20日から運休中で、終電は1時8分着に変更となっています。

 

5位:【1時19分】小田急小田原線下り 急行相模大野行

途中の新百合ヶ丘で各停に化けます。複々線化以前は向ヶ丘遊園から各停になる(旧)準急でしたが、接続の各停を用意して新百合ヶ丘まで通過運転をするようになり、町田方面にちょっと早く帰れるようになりました。ちなみにこの1本前には町田1時10分始発、次の相模大野で終点という「チョン行列車」も走っています。

※2021年1月20日から運休中で、終電は相模大野1時着、海老名1時13分着に変更となっています。

 

有料列車ランキングTOP3

※乗るために必ず追加料金が必要なものを対象としています。

※夜行列車は対象外です。

1位:【0時56分】JR予讃線 特急しおかぜ27号松山行

他の列車の邪魔を受けない終電ながら小駅にも丹念に止まり、岡山から松山まで日中より時間がかかってしまいます。その途中停車駅はほぼ全部無人なので、切符の回収に時間を取られて遅れてしまうようです。

 

2位:【0時53分】JR鹿児島本線 特急きらめき20号門司港行

九州1位の方と同じ事情。

因みに金土日のみ運行する列車も含めれば、特急きらめき22号(小倉1時5分着)が1位となります。

 

3位:【0時50分】JR日豊本線 特急ひゅうが14号延岡行

新幹線連絡も無いのにやたらと遅くまで走っているのが宮崎県。かつての博多行き夜行特急の名残ですが、まだまだ利用者がいるようです。宮崎から都城への終電も0時47分着となかなか攻めてます。 

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*1:夜行特急ドリームにちりんの名残でした