鉄路を駆ける日々

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【過酷】1日半で6社240km!怒涛の関西私鉄乗り潰し旅行まとめ【関西乗り潰し2018夏】

土曜の午後から月曜の朝までの時間をフルに使い倒して関西の未乗路線を集中して訪れてきました。この行程をご覧になればガチ乗り鉄勢のキ◯ガイ度がきっと手に取るように理解できるはずです。

※一旦旅行全体をまとめた記事を上げたのち、要所要所で場面を絞った記事も投稿する予定です。今しばらくお待ちください。

関西への足:スカイマーク

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まず東京から大阪へはスカイマークの神戸便を利用しました。18きっぷシーズンではなかったのでいつもの鈍行乗り継ぎはナシ、土曜にうちに着けない夜行バスもボツ、新幹線も予算オーバーなのでボツ、時間帯の悪いLCCもボツとなり、結局JR昼特急と飛行機の一騎打ちの結果日のあるうちに到着できてそこそこ安いスカイマークが採用されました。

東京から大阪へ飛行機で行く、というと鉄道ファンとしてあるまじき行為として吊し上げられかねませんが、意外と安くて速くて便利が良かったです。まあお金があれば新幹線ですが。。。

↓大阪どころか九州まで鈍行乗り継ぎで行ってしまった記録

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↓飛行機VS新幹線企画

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ポートライナー

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神戸空港からはいきなり乗り潰しがスタート。手始めに空港と三宮を結ぶポートライナーを制覇しました。まだ本格的な帰宅ラッシュには早いのに積み残しが出るほどの混雑で、日本一の新交通システムの活況を目にすることとなりました。

 

阪急の個性ある支線を味わう

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三宮では日没の迫る中土曜日のメインきっぷ「阪急阪神1Dayパス」を購入し、阪急の乗り潰しへ。神戸本線〜宝塚本線〜今津線と辿りながら、本線から離れた高級住宅街を結ぶ甲陽線、本線が通るはずだった伊丹市街に向かう伊丹線、単なる通勤路線かと思いきや箕面温泉や紅葉の名所箕面公園を擁する箕面線の3つの支線もクリアしました。一方で千里線、嵐山線や能勢電鉄は次回に繰り越されました。数駅の支線が多く乗り潰しには時間がかかりますが、同じ色の車両でもそれぞれの路線の個性が感じとれてなかなか興味深かったです。

 

武庫川の風を浴びる

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今津線で海側の今津に出て次は阪神電車へ。既に本線は乗ったことがあったので、最後の赤胴車が気を吐いていた*1武庫川線をクリアし、難波線で大阪難波に出て終了です。武庫川駅には今時絶滅危惧種のゴミ箱白ポスト*2が残っていてビックリしました。駅舎は古いしリアルに冷たい川風が吹き付けるしでゾッとする雰囲気でした。

 

地下鉄+京阪

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宿は大阪市内に取ってありましたが、最後にもう一息。難波からは御堂筋線の横で空気を運ぶ四つ橋線で肥後橋に出て、#乗って残そう中之島線 運動に協力してきました。こっちは都心のど真ん中を通りながらガチで空気輸送でした。京橋名物のフランクフルトをつまんでから環状線で本日の宿泊地へ。

 

最高級ホテル

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乗り鉄も極めると宿泊費さえ削り始めます、というわけで今回の宿は関西最安値と思われる*3西成のドヤ街に決定しました!

ただし、ガチで安いところは宿泊客の人権に加えてスタッフの人件費も犠牲になっているようで、早朝から深夜まで乗り鉄に勤しんでいると門限に間に合いません。結局泊まったのは西成ドヤ街の最高級ホテル「ホテル新今宮」でした。特急停車駅から徒歩20秒、個室と大浴場付きで1750円はなかなかお得でした。

 

乗り鉄の朝は早い

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朝4時半にチェックアウトして激安スーパー「スーパー玉出」で食料を調達し、南海本線の始発に乗って2日目が始まりました。外国人観光客を次の空港急行に誘導しながら一緒に次の天下茶屋で降り、堺筋線〜御堂筋線〜泉北高速と乗り潰して難波まで戻りました。

 

束の間の撮り鉄@今宮戎

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一旦乗り鉄を切り上げ、難波から1駅戻った今宮戎でしばし撮り鉄。都心の近くで本線も高野線も全部見られるので効率が良かったです。

 

都会のオアシス・汐見橋線

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和歌山に行く前に岸里玉出の高架下から出る高野線の残骸、汐見橋線も忘れずに乗り潰しておきました。思ったよりは賑わってましたが、やはり昭和のまま時が止まったかのような雰囲気でした。汐見橋からは歩いてJR難波駅に向かい、関西本線の末端もクリアして新今宮で南海に復帰しました。

 

サザン・プレミアムのはずが…?

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ここからは本線系統の終点・和歌山港まで直通の特急サザンで向かいます。新型のサザン・プレミアムだと運転台の後ろの大きな窓から前面展望を楽しめると聞き、前々から展望席を押さえておいたのですが、やってきたのは旧型のサザン。どうやら検査で運用が変わっていたそうで…和歌山まで壁を見つめながらの乗車となりました。

 

南海支線乗り潰し

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和歌山市に戻ってからは一つひとつ支線に立ち寄りながら天下茶屋まで引き返しました。まず加太線のお魚電車と多奈川線を乗り潰し、泉佐野からは100円の特急券で関空までラピートに乗り、次いで水間鉄道と高師浜線に寄ってから本日4度目の天下茶屋へ。

 

束の間の撮り鉄その2@浅香山

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南海本線系統を予定通りクリアし、次は高野線に移ります。高野線では50年物のベテラン・6000系が活躍していると聞いていたので、日の暮れる前に1時間ほど撮影。同じベテランステンレスカー8500系を見慣れた身なので親近感が湧きました。林間田園都市駅もありますし。

 

夕暮れの高野線

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帰宅ラッシュを前にして一般列車を乗り継いで高野線を南下し高野山を目指しました。途中で南海一の秘境駅・紀伊神谷に立ち寄り、真っ暗な高野山ケーブルは貸切でした。いわゆる高野山はケーブルカーの終点からさらにバスに乗った先にあるそうなので、また改めて高野山観光に行きたいところです。

 

ダメ押しの近鉄

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このまま南海で大阪に戻ってもよいのですが、少しでも乗り潰しを進めるため近鉄経由で向かいました。河内長野から長野線・南大阪線・道明寺線を辿り、ここでやっと乗り潰しを終えてJRで帰路に就きました。

 

某有名Youtuberを見習ってサンライズ通学

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ここまでで既に日付が変わりそうですが、明日の学校をサボるわけにはいきません。そこでお世話になった秘密兵器が「サンライズ瀬戸」。終電の後に大阪駅を出て一眠りする間に早朝の東京に着いてしまう魔法の乗り物です。もちろん寝台料金は出せないのでノビノビ座席ですが…

シャワールームに直行して最後の1枚をゲットして爆睡し、寝っ転がって満員の東海道線を見下ろして優雅に登校しましたとさ。おしまい。

 

 

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*1:なくなるんでしたっけ

*2:当時の私のようなよいこのみんなには見せられないアレやコレを封印する箱ですが、実質ゴミ箱

*3:真の最安値は関空のベンチ。2回泊まったのでいつか記事にします