鉄路を駆ける日々

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【乗車記】土佐くろしお鉄道ごめんなはり線を往復。意外と需要がある!【バースデイきっぷ四国豪遊(13)】

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「しおかぜ」を降りてから「南風」に乗り換えて四国山地を越え、高知県後免に着きました。ここからは土佐くろしお鉄道ごめんなはり線に乗り換えました。

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土佐山田行きが2連で奈半利行きの方が単行でしたが、前者はそこそこ空いていたものの後者はほぼ満席で、ロングシートに辛うじて空きを見つけました。

ところでここからはJRではなく第三セクターの土佐くろしお鉄道の運営する路線で、本来は別の運賃が必要となりますが、「バースデイきっぷ」に限っては追加運賃を払うことなく乗車できます。この後乗車する中村線・宿毛線も含めると合計の運賃・料金は7,190円にも達し、いかにお得かがわかります。

また次の後免町(紛らわしい…)ではとさでんの路面電車から乗り換えなのか、さらに乗客が増えました。ここ後免町からのいちまでが混雑のピークでした。このごめんなはり線が開業したのは2002年のことで、前身の安芸線の廃止から28年のブランクがあったそうです。これだけの需要があるのに、鉄道無しでどうやって運んでいたのでしょうか?

列車はひたすら真っ直ぐな高架線路を、ローカル線にしては高速で進んで行きます。周りに高い建物は少ないのでとても見晴らしが良いものの、下から見たらまるで万里の長城のように見えることでしょう。階段でも付けたら津波避難タワーの代わりになりそうなくらいです。

そしてごめんなはり線の特徴の一つが、駅ごとにユルめのキャラクターが設定されていて、駅を出る度に「次は◯◯、△△ちゃんの◯◯です。」と放送されること。あのやなせたかしさんが全て作ったそうです。

途中の主要駅のいちで大きな降車があり、それからは徐々に乗客が減ってきました。そして線内最大の中間駅である安芸でほとんど降りてしまい、さらに交換のために暫く停車したため、ここからは最早別の列車という感じです。

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こうして安芸からは空いた転換クロスシートに移りましたが、恐ろしく背もたれが高く驚きました。ただ、あくまでも普通列車だからか形状に工夫は無く、そこまで掛け心地が良いわけではありませんでした。

安芸からは各駅に止まったものの僅かに降車があっただけで、終点の奈半利まで乗っていたのは僅かに数人でした。

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「なは りこちゃんの奈半利」では微妙なセンスのキャラクターを眺めてそのまま折り返し乗車。まあ3人くらい同じことやってましたが…

 

ご覧下さいましてありがとうございました。