【乗車記】東急大井町線「Q SEAT」仕様車両<ロングver.>
<クロスモードの本営業版はこちら>
大井町線急行用の新型車両6020系のデビューから半年余りが経ちましたが、暫定的に組み込まれていた3号車がロングシートからクロスシートに転換可能な「Q SEAT」仕様車両に差し替えられ、本日運用開始しました。田園都市線に始めてクロスシート車両が走った歴史的な一日となりましたが、幸運にも当日中に乗車する機会を得ましたので、ひとまず簡易的ではありますが記事にしてみます。確認し切れなかった部分は後日改めて乗車して確かめてみます。
乗車記
二子玉川から青葉台まで乗車し、途中溝の口から着席できました。座席配置等は既報の通り他社のロング/クロス転換車両と同様でした。その座り心地ですが、京王5000系程ではないものの適度な柔らかさで(私にとっては)かなり快適でした。なお、電源は座席ではなくその下に設置されていたので、恐らくロングシート時には隠れてしまいますが、給電はされているものとみられます。車端部の固定ロングシートでは肘掛についているので、ロングシート時も問題なく使えそうです。
既に直通先の一部のメトロ車両にはフリーWi-Fiがありますが、こちらの車内には予告通り東急初*1の本格的フリーWi-Fiが設置してありました。
(実際には使用していないので、接続方法等は他サイト等を参考にして下さい)
<参考記事>
一部の広告は「Q SEAT」の宣伝用に使われていました。
青葉台で下車し、20分間の体験乗車を終えました。夜遅いこともあってか撮影者はほぼいませんでした。オレンジ一色の車体は伊予鉄にしか見えませんが…(苦笑)
↑こんな感じ。
まとめ
これまでは普通のロングシートしか無かった田園都市線でクロスシートに座れること自体が斬新でした。たとえロングシートモードであっても、広い座面幅と大きな背もたれ、そして小さいとはいえ肘掛けがあることで非常に快適に感じました。今までは座れたとしても隣の乗客と密着した状態でしたから、とても大きな進歩です。ただ、渋谷方面からの急行ほどではないにしろこの列車もそれなりに混雑していました。ここで「Q SEAT」サービスが始まると、一般車両が減ってしまい混雑に拍車がかかる上誤乗も起きかねないので、遅延の原因になってしまうのではないでしょうか。田園都市線のパターンダイヤに割って入っているので尚更のことです。何はともあれ、来月のサービス開始を楽しみに待っています!
ご覧下さいましてありがとうございました。
*1:東横線の5050系のうち2編成で一時期フリーWi-Fi試験が行われていました